外角低めな経営道

キツめの記事を書いてます。

昔の従業員に謝りたい

私は昔の従業員に謝りたいと思うことがある。
特に創業当初を共にした従業員へ。
その中でも結果的に退職してしまった従業員へは深く謝りたい。

なぜか?
それは「私が未熟だったから」という一言に尽きる。
もちろん、今でもまだまだ未熟なのだが、創業当初は今とは比較にならないほど未熟だった。
そのせいで辞めてしまった従業員がいる。

創業当初は会社が儲からなかった。
だから十分な給料なんて渡せなかった。
それでも勢いだけはあるため、業務は猛烈にこなした。
その勢いに引っ張られて、従業員も業務を猛烈にこなしていた。
今思えば完全にブラック企業だった。

創業当初の私は感情的だった。
当時は同級生や知り合いしか従業員候補はおらず、その知識も経験も0の素人に夢を語って会社に引っ張ってきた。
しかし、教育のノウハウなど皆無。
力任せな理想に満ちた感情論ばかりを語っていた。
感情的になって辛く当たったこともあった。
今思えば完全にパワハラだった。

経営者が無能だと会社に利益が出ない。
結果、従業員の給与は安くなる。
つまり、経営者に能力がないと従業員を不幸にしてしまう。

経営者が未熟だと従業員は本気を出せない。
結果、会社の統率がとれず従業員の成果に伸び悩む。
つまり、経営者にリーダーシップがないと従業員を無駄にしてしまう。

人を雇う前には、しっかりと腹を括る必要がある。
また、雇ったらもう止まれない。
経営者として精進し、ひたすら走り続ける覚悟が必要だ。