外角低めな経営道

キツめの記事を書いてます。

遊ぶのは30代からで十分

よくこんなことを言う若者がいる。

・若い時にしかできないことをするべきだ!
・若い内にしっかりと遊んでおくべきだ!
・仕事ばかりの人生なんてつまらない!

私のここまでの人生の結果から言うと若い時にしかできないことなんて殆ど無い。
体力があるという優位性くらいしか思いつかない。
むしろ、歳をとってからの方ができることが増えて充実している。
そして、若い時とは比べ物にならないくらい遊ぶことができている。
仕事もどんどん楽しくなってくるし、趣味もどんどん増えてきた。
歳を重ねる毎に自由になる。

それでは、若い時にやっておかなければならない本当の事とはどんなことなのか?

1.金を稼げるようになる
2.教養を身につける

おおよそこの二つだと思う。

まず金を稼げないと人生が積む。
常に金を心配をして生きて行くのは不幸だ。
その時に持っている金の量など関係ない。
その時に必要な金を稼げる能力を持っていることが重要だ。

次に教養がないと粗悪な人間関係の中を生きることになる。
安いものにしか飛びつかず、無料のサービスで時間を浪費する人達で構成される人間関係だ。
そういった人間関係は、軽く、脆い。
いくら心優しい人であっても、他人に手を差し伸べる余裕がない。

粗悪な人間関係の中にいるとこんなことを叫び始める。

・誰も助けてくれない
・みんな自分のことしか考えていない
・人間不信だ

こうなってくると人生が積み始める。
未来は会社や上司や政治に文句ばかり言う他責人間にほぼ確定だ。

一方、ある程度金を稼げて、教養も身につけた人はどうなっていくのか?

・自分自身の成長に十分な投資を続けられる
・周囲の人間との高度な会話から新しい知識を身につけられる
・それほど時間を消費せずに金を稼ぐことができる
・趣味や遊びに多くの時間と金を利用することができる

金がなく、教養もない人とは真逆のスパイラルと言って良い。

さて、それでは、どのようにして金と教養を手に入れるのか?
まずは金を稼ぐことが重要だ。
持たざる者が最初に利用できるのは時間だけ。
だから可能な限りの時間を仕事へ投入して経験を積む。
そして、その経験が金になるように死ぬ気で努力をする。
これさえできれば、最低限の元手資金は手に残るはずだ。

元手資金は何に使うのか?
元手資金は全て自分の成長のために使う。
最初は技術や専門知識を手に入れるために使う。
余裕が出てきたら教養を養うために使う。
その次に新しい人を出会うために使う。

実はたったこれだけのシンプルなことなのだ。
しかし、これができる人は全体の1割もいない。
だからそれと比例して年収1000万以上の人が1割いないのだ。

ちなみに、30代になってから急に意識が高くなる人がいる。
しかし、そういった人のほとんどは「意識高い系」止まり。
同僚や周囲の人からも疎まれ、成果も出せないことがほとんど。
優秀な人は20代にこそ頑張るのだ。
そして、20代を超えてからではなかなか取り返せない。
これが現実だ。