外角低めな経営道

キツめの記事を書いてます。

日本史や世界史よりもサピエンス全史を学びなさい

学生の頃は日本史や世界史の重要性が全く分からなかった。
タイムマシンで過去に戻って過去の偉人と話せるわけではないし、日本以外で生活することもないので、日本史や世界史は不要だとすら思っていた。
しかし、経営者として頭の良い人たちと付き合うようになると日本史も世界史も一般的な教養としてある程度知っていないと恥ずかしいと思うようになった。

日本史や世界史は、学校教育レベルでは不十分だ。
要所で過去の偉人がどんな考えがあって、どんな行動に至ったのかを知ることが重要だ。
今の時代は、インターネット上に学校教育では端折られた偉人達の思考を補完することができる。
そして、ある程度の歴史を知るとおおよそ一本道の「今日までの歴史の流れ」を獲得することができる。
これはとても重要なことであると思う。

しかし、日本史や世界史よりももっと重要なことがある。
それが「サピエンス全史」だ。
これは、人類が今日までの進化してきた歴史を知ることができる良書である。

この書籍の内容を説明することはやめておく。
現代の多くの著名人も良書と認めるこの書籍を読み、自分の頭で人間というものを考えることをおすすめしておく。

さて、前置きが非常に長くなってしまったが本題はここからだ。
人間には本能というものがあり、根本的な点ははるか昔よりそれほど大きく変化していない。
「人間の性質」というものを知ることが重要だと思う。

基本的に、我々は組織の中や複数の人間関係の中で社会的な生活を行う必要がある。
その中では「人間の性質」というものを嫌というほど思い知らされる。
たった数人の人間関係であれば力づくで目標を達成することができる。
しかし、十人を超える人間関係ともなると急激に同じ目標を共有することが難しくなる。
さらに多くの人間関係の中で活躍するためには「人間の性質」を知っておくことは必須だと感じている。

特に経営者ならば、なおさらサピエンス全史を読むことをおすすめする。
もちろん、何かしらのリーダーとして活躍する人であれば経営者と同じである。

・どうしてチームで同じ目標を共有できないのか?
・能力差のある個人をどのようにしてまとめていくのか?
・資本主義の本質とは何なのか?
・世界の経済はどのような大筋で進んでいるのか?

他にも、多くのことに活路を見い出せるヒントが「サピエンス全史」にあると思う。